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認知症を理解するとはどういうこと?

認知症の方は増えています。もちろん、単に高齢者の数が増えてきたのも理由の一つです。かつては今より平均寿命が短くて早く亡くなる方が多かったのですが、今は人生100年時代と言われています。そして、認知症の方は1990年代の時に予想した以上に増えているということです。認知症になりやすい生活をもし私たちが送っているとしたら…。予防できるのであれば予防したいですよね。

 

自分が認知症?

認知症の種類については医療関係者や専門家が数多く述べていますので省きますが、現在65歳の15%、90歳になると80%の方が認知症であるということです。それほど身近な認知症ですが、皆さんはもし「自分が認知症になったら」と考えたことはあるでしょうか。私個人としては、自分が認知症になったら家族には迷惑をかけたくないというのを第一に考えました。家族に迷惑をかけたくないから施設入所というわけではないですが、施設に入っても構わないと思います。もちろん、その時の家庭環境や経済環境はその時になってみないとわからないでしょう。また「認知症=周囲に迷惑をかける存在」ということを言っているわけではありません。ただ、自分が年老いて認知症状が出てきた時のことを想像してみることはできます。グループホームや特別養護老人ホームという環境が自分に合って、穏やかな生活の中で自分ができることを長く続ることができる方もたくさんいらっしゃいます。私は在宅で身内に介護してもらうよりも施設という環境でもいいと考えたわけです。

 

介護職員の立場

そうなると、自分が本当に施設に入所して、介護を受けているかのような気持になってきました。私の勤めるグループには介護の施設(事業所)が6ヵ所あります。数多くの方が施設に入って暮らしています。これはすごいことだと思います。私たちの仕事は、人と人が関わる高尚かつ責任のあるものです。これからは今まで以上に自分や、自分の親を介護する気持ちで入所者様に介護をしていきたいです。ずっとベッドの上?排泄はオムツ?そんなことはないですよね。声なき声に耳を傾け、「入居者様の思い」に応えていきます。人生の末期こそ最高の時期だったと言える人生だと素晴らしいです。

 

まとめ

将来の私を想像してみて、施設入所を考えたきっかけは「認知症」でした。もちろん将来の私の考えは、その時にならないとわからないかもしれません。しかし、いつまでも慣れ親しんだ自宅や環境で元気に暮らせるのが一番ではないかということに気づきます。そして、認知症も予防ができるのであれば予防したいです。現在さまざまな研究が進められているなかで、予防につながるのではと考えらえていることはありますね。食事や運動、日ごろの周囲との関りや趣味をもつことなど、一人一人が努力してできることをすることが認知症の方が増えてきた社会で一番大切なことだと改めて思いました。